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2019.05.05

3世代(シニア・ジュニア・カデット)の女子チームが合宿スタート


最後の補強トレーニングで選手を盛り立てる吉田沙保里コーチ

 先月のアジア選手権(中国・西安)の代表選手を含む全日本女子チームが5月4日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿を開始。ジュニアクイーンズカップを経て、ジュニアとカデットの世界選手権・アジア選手権の代表の資格を得た選手も加わり、3世代による総勢80選手の合同練習がスタートした。

 学校の授業があると、どうしても選手の集まりが悪くなるが、ゴールデンウイークの最中ということで多くの選手が参加。吉田沙保里コーチも現役引退発表のあと初めて全日本合宿に参加し、若い選手に技術を教える一方、気合を注入した。笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「3世代が集まっての合宿は、おそらく初めてだと思う。若い世代を鍛えるために実施した。これからもやっていきたい」と話す。

 アジア選手権では、授業で全日本合宿不参加の日が多かった選手が優勝を逃すという現実があった。「競った練習ができていなかったのでは、と思わざるを得なかった。他の所属の選手と競った練習を重ねることが必要」として、所属を超えた選手同士での練習を要求し、「攻め続ける練習が必要。練習ではいくら失敗してもいいから、積極的に攻める練習をやってほしい」と話した。

3世代がそろった全日本合宿

 合宿中の座学では、「日本代表選手としての心得」のほか、メンタルトレーニングを取り入れる。西口茂樹・強化本部長は「メンタルトレーニングの意味を間違っている選手が多い」と言う。体力や技術はコーチから指導を受ければ向上するが、メンタル面の強化は人から指導を受けたからといって向上するものではない。

 本人が探し出し、気持ちを強くする方法を見つけなければならない。メンタルトレーニングとは、技の指導と違って講師が教えてくれるものではなく、その入口を見つける手助けのこと。「自分のメンタルは、自分で鍛える」と言う西口本部長は、経験することで選手に還元するため、自身も講師によるメンタルトレーニングを受けるという。

「ちょっと元気が足りなかった」…吉田沙保里コーチ

 練習には吉田コーチの姿があった。現役時代は、率先して厳しい練習に取り組み、チームを盛り立ててきたが、この日の練習を見て「若い選手が多いけど、ちょっと元気が足りないと思った。声を出すように言って元気を出させても、続かない。下が盛り上げていってほしい」と、若い世代の突き上げを望んだ。

合宿名物(?)、練習最後のロープ昇り

 引退後、芸能活動に追われてるが、「強い女子チームであってほしい」と話し、指導への意欲も十分。全日本合宿には、できるだけ参加したいとのこと。

 アジア選手権で優勝し、世界一返り咲きへ向けて弾みをつけた68kg級の土性沙羅(東新住建)は「6月の明治杯(全日本選抜選手権)へ向けて気持ちを切り替えて臨みました。アジア選手権での反省点に取り組みたい」と話す。優勝によって自信がついた一方、「もっと練習しないとならない」との気持ちもあり、その2つによって「より気合が入っています」と言う。

 今月9日から予定されている重量級の海外遠征(フィンランド)には参加しない。キャリアからして、これまでにも多くの海外選手と闘っているので、その面で経験を積むより、国内でしっかり練習して全日本選抜選手権へ臨みたい意向。3世代の合宿については、「自分が頑張る姿を見せ、(若手を)頑張らせたい」と話した。

 合宿は9日まで行われる。


▲昨年の世界選手権57kg級代表の坂上嘉津季(ALSOK)の表情がゆがむほど強烈な吉田コーチのがぶり返し

▲アジア・チャンピオンに輝いた稲垣柚香(愛知・至学館高)を指導する吉田コーチ

▲アジア・チャンピオンに返り咲き、国際舞台の復活ロードを歩み始めた68kg級・土性沙羅(東新住建)

▲日本代表と世界一奪還を目指す50kg級の須﨑優衣(左=早大)と登坂絵莉(東新住建)

▲53kg級での世界一奪還を目指す向田真優(左=至学館大)と日本代表奪取を目指す入江ななみ(福井県スポーツ協会)







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