【6.13～16明治杯全日本選抜選手権・展望（11）】世界2位を破った高谷惣亮（ALSOK）が抜け出すか…男子フリースタイル86kg級

2019年明治杯全日本選抜選手権（6月13～16日、東京・駒沢体育館）

《大会日程》 ／ 《2019年世界選手権大会、2020年東京オリンピックにおける選手選考基準》

男子フリースタイル86kg級・展望（6月13～14日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

86kg級として初の世界選手権出場を目指す高谷惣亮（ALSOK）

　全日本選手権は86kg級に上げたばかりの高谷惣亮（ALSOK）が優勝。3月のワールドカップでは世界2位のトルコ選手を破り、この階級でも通じる実力を見せた。独走するか。

　昨年の世界選手権代表で、全日本選手権2位の白井勝太（日大大学院）、同3位の石黒隼士（日大）と松坂誠應（自衛隊）が独走を阻止できるか。白井は1月にロシアでの合宿に参加して実力を養成、石黒は世界ジュニア選手権を制し急成長を見せている。松坂は全日本選手権では高谷に惜敗の内容だった。

　アジア選手権出場で経験を積んだ村山貴裕（自衛隊）、昨年の全日本学生選手権で１年生王者に輝いた山田修太郎（山梨学院大）が、予選を通過（選手数の関係で試合はなし）して参戦する。山田は4月のJOC杯優勝と勢いを持っている。優勝戦線に浮上できるか。

2018年全日本選手権 →クリック

　▼決勝
高谷惣亮（ALSOK）○［フォール、2:43=6-0］●白井勝太（日大大学院）

　▼3位決定戦
石黒隼士（日大）○［7-4］●松雪泰成（専大）
松坂誠應（自衛隊）○［Ｔフォール、4:00=10-0］●白井達也（千葉・日体大柏高）

エントリー選手（12選手）

※この階級の2018年世界選手権代表と全日本選手権1～3位選手以外はアイウエオ順

白井勝太

高谷惣亮

石黒隼士

松坂誠應

村山貴裕

山田修太郎

《2018年世界選手権出場／2018年全日本選手権2位》
白井 勝太（しらい・しょうた＝日大大学院）
1995年9月2日生まれ、23歳。福井県出身。東京・帝京高～日大卒。176cm。2019年ヤリギン国際大会5位

《2018年全日本選手権優勝》
高谷 惣亮（たかたに・そうすけ＝ALSOK）
1989年4月5日生まれ、30歳。京都府出身。京都・網野高～拓大卒。177cm。2018年世界選手権79kg級出場

《2018年全日本選手権3位》
石黒 隼士（いしぐろ・はやと＝日大）
1999年8月23日生まれ、19歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高卒。181cm。2018年世界ジュニア選手権79kg級優勝

《2018年全日本選手権3位》
松坂 誠應（まつさか・まさお＝自衛隊）
1994年7月18日生まれ、24歳。長崎県出身。長崎・島原高～日体大卒。175cm。2018年国民体育大会優勝

浅井 翼（あさい・つばさ＝茨城県競技力向上対策本部）
1995年4月8日生まれ、24歳。京都府出身。京都・京都八幡高～拓大卒。181cm。2018年全日本選手権8位

北 英将（きた・えいすけ＝福岡大）
1999年11月21日生まれ、19歳。東京都出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。177cm。2018年西日本学生新人戦優勝

白井 達也（しらい・たつや＝日体大）
2000年7月16日生まれ、18歳。大阪府出身。千葉・日体大柏高卒。169cm。2018年全日本選手権5位

奈良部 嘉明（ならぶ・よしあき＝筑西広域消防本部）
1987年1月27日生まれ、32歳。茨城県出身。茨城・霞ヶ浦高～山梨学院大卒。176cm。2018年全日本社会人選手権3位

錦戸 祐也（にしきど・ゆうや＝日体大）
1997年10月27日生まれ、21歳。熊本県出身。熊本・玉名工高卒。174cm。2018年東日本学生選手権優勝

村山 貴裕（むらやま・たかひろ＝自衛隊）
1995年3月14日生まれ、24歳。青森県出身。青森・八戸工高～大東文化大卒。175cm。2018年全日本選抜選手権3位

八木 海里（やぎ・かいり＝中大）
1998年8月22日生まれ、20歳。東京都出身。埼玉・埼玉栄高卒。173cm。2018年全日本選手権7位

山田 修太郎（やまだ・しゅうたろう＝山梨学院大）
1999年5月19日生まれ、20歳。秋田県出身。秋田・秋田商高卒。178cm。2018年全日本学生選手権優勝