日本レスリング協会公式サイト
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2019.07.16

アジア・ジュニア選手権(タイ)出場の男子フリースタイル・チームが帰国


 タイ・チョンブリーで行われたアジア・ジュニア選手権に出場した男子フリースタイル・チームが7月15日、成田空港着の日本航空で帰国した。同スタイルとしては12年ぶりに2階級を制覇し、国別対抗得点は大会史上最高の2位という成績での帰国。小幡邦彦監督(山梨学院大)は「エアコンのない会場で厳しい闘いとなりましたが、日頃からしっかり練習している日本のよさが出たかな、と思います。大会史上最高の団体順位ということで、日本のレベルが上がっていることを感じます」と総括。

男子フリースタイル・メダル獲得選手。左から鈴木歩夢、藤田悠、竹下雄登、白井達也、金子将大、堤泰樹

 技術は他の強豪国とそう変わりないそうだが、「今回は気持ちが上回っていた。イラン選手でも、(暑さもあって)ばてて最後はあきらめていた選手がいたが、日本はどの選手も最後まで攻めていました」と振り返る。国内ではエアコンなしの会場での試合はほとんどないのが現状。そのせいか、熱中症になりかけていた選手もいたそうだが、それでも闘う気持ちを見せてくれたと評価した。

 「選手達も自信を持ったと思います。いい経験ですね」。8月中旬にある世界ジュニア選手権(エストニア)も監督として行くことが決まっており、「世界でも上位を目指したい」と話した。

 西口茂樹総監督(日本協会強化本部長)は、3スタイルともメダルを量産した結果を振り返り、「どのスタイルも頑張りました。男子フリースタイルは、あと1階級取ってもおかしくない内容でした」と高評価。特に男子フリースタイル86kg級の白井達也(日体大)が大学1年生にしてこの階級を制した意義は大きいという。「自分のレスリングに徹すれば重量級でも勝てることを証明してくれ、重量級の将来が見えてきた」と言う。

 グレコローマンは、インドがスタミナで勝つ闘いに徹してきたことが印象的だったという。「技術より、最低限の体力をつけなければ世界で勝てないことを、だれもが痛感したはずです。日本選手に足りないのは技術ではなく、体力でした」と言う。

 この好成績が、このあとのジュニアやシニアの世界選手権に「つながってくれることと思います」と期待した。


金メダル獲得の竹下雄登(左)と白井達也

 ■男子フリースタイル57kg級優勝・竹下雄登(日体大)「2回目の国際大会で、前回(2017年世界カデット選手権=初戦敗退)は悔しい思いだったので、優勝できてうれしい。日体大で練習して筋力、体力を強化し、技術面では湯元(健一)コーチの教えを受け、しっかり準備できたことが勝因だと思います。前回の国際大会は、はっきり言って自信がなかったのですが、日体大の軽量級はみんな強いので、その中で練習できていることが大きかったと思います。8月のインカレでは、強い先輩がたくさんいますが、優勝して全日本選手権でも1位を狙える選手になりたい」

 ■男子フリースタイル86kg級優勝・白井達也(日体大)「外国の重量級選手はスピードもあって、日本選手にはない独特の動きがあったのですが、それに最後まで対応できたことが勝因だったと思います。体格が自分より大きな選手ばかりでしたが、(小さい自分の)細かな動きのほか、持ち味である前に出る積極的な動きが、準決勝のイラン戦などでもできました。(その試合は終了間際の勝利)お互いに疲れていましたが、スタミナ切れを気にせずに攻めることができて勝利につなげられました。8月のインカレでしっかり結果を出し、全日本選手権に向けて実力をつけていきたい」

 ■男子フリースタイル65㎏級3位・堤泰樹(日体大)「初めての国際大会で緊張はしましたが、初戦で得意なタックルで点が取れて、テクニカルフォールで勝てて自信になりました。準決勝のイラン戦は先制できましたが、後半は相手のプレシャーに負け、点が取れずに負けてしまいました。攻めることができなかった。その分、3位決定戦は自分から攻め続けて勝つことができました。銅メダルは自信になりますが、修正すべき点も見つかったので、この経験を生かして国内の大会でも上位を目指したい」

 ■男子フリースタイル70㎏級3位・鈴木歩夢(早大)「初めての国際大会でメダルを取ることができ、悔しい思いもありますが、ホッとしています。負けた相手は、手足の長い選手で、それに対応し切れませんでした。日本にはいない体型の選手で、国際大会ならではでした。いろんなタイプの選手と闘いたい。8月のインカレでは、上の学年の選手が相手であっても勝ち上がっていきたい」

 ■男子フリースタイル74㎏級3位・藤田悠(日大)「初めての国際試合で、緊張より、挑戦する気持ちの方が強かったです。最初は力みましたが、組み手を中心に攻めることができました。準決勝では、最後逆転したと思ったのですが、結局、相手のスタミナに負けてしまいました。3位決定戦は、コーチから『メダルを持って帰ろう』と言われ、気持ちを切り替えました。まだ国内でも成績を残せていない(ので、まず国内で勝ちたい)。インカレで自分のレスリングをやって優勝を目指したい。

 ■男子フリースタイル79㎏級3位・金子将大(専大)「国際大会は初めて。外国の選手は力が強く、いろんな経験ができました。体力面では外国選手に勝てていた自信はありますが、後半しっかりと取り切ってくるなど、いい経験になりました。準決勝はラスト5秒で逆転負けです。自分のタックルをポイントにつなげられず、最後守ってしまって押し出されてしまったのが敗因。反省し、しっかり練習したい。次はインカレ優勝を目指します」







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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