※シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
昨年優勝のマゴメドラスル・ガジマゴメドフ(ロシア)は、1月のヤリギン国際大会(ロシア)で優勝し、欧州選手権3位でランキング1位。しかし、同選手権のあとオリンピック階級の74kg級にアップした(ロシア選手権3位)。この階級のロシア代表で出てくるのは、昨年のU23世界選手権優勝のダビッド・バエフ。若さを武器に、ガジマゴメドフの後を継げるか。
昨年2位のアダム・バティロフ(バーレーン=元ロシア)は、今年のアジア選手権は74kg級へ出場した。オリンピック階級での出場が予想されたが、この階級にエントリーし、第1シード権を獲得。世界一になって正式に階級アップか。第2シードは今年4月のアジア選手権優勝のヌルコジャ・カイパノフ(カザフスタン)。5月の「サッサリ国際大会」(イタリア)で優勝、8月の「ジオルコウスキ国際大会」(ポーランド)2位と好調。場合によってはアジア同士の決勝が実現か。
アジア選手権3位で第3シードのヨウネス・アリアクバー・エマミチョグエイ(イラン)、昨年8位で第4シードのデビド・サファリャン(アルメニア)らが優勝戦線にからむか。
欧州選手権でガジマゴメドフを破って2位となったのは、アガフエセイン・ムスタファエフ(アゼルバイジャン)。さほど実績のない30歳だが、国際キャリアは長い選手。殊勲なるか。同決勝でムスタファエフを破ったムスタファ・カヤ(トルコ)は、長く65kg級でやっていた選手。2017年世界選手権は同級5位だった。この階級でも世界の上位に行けるか。
2017年世界2位のジェームズ・グリーン(米国)は、昨年13位など、その後の成績は今ひとつ。復活なるか。
志賀晃次郎(拓大)は、3月のワールドカップで世界3位のフランクリン・マレン・カスティーヨ(キューバ)を破り、上位に食い込める実力を見せた。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Gazimagomedov, Magomedrasul(ロシア) 2. Batirov, Adam(バーレーン) 3. Maren Castillo, Franklin(キューバ) 〃 Iakobishvili, Zurabi(ジョージア) 5. Kviatkovski, Andrey(ウクライナ) 〃 Bat-Erdene, Byambadorj(モンゴル) 7. Navruzov, Ikhtiyor(ウズベキスタン) 8. Safaryan, Devid(アルメニア) |
1. Batirov, Adam(バーレーン) 2. Kaipanov, Nurkozha(カザフスタン) 3. Emamichoughuei, Younes Aliakbar(イラン) 4. Safaryan, Devid(アルメニア) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
(実施せず) | 1. Kaipanov, Nurkozha(カザフスタン) 2. 志賀晃次郎(日本) 3. Yuan, Shaohua(中国) 〃 Emamichoughuei, Younes Aliakbar(イラン) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Kaya, Mustafa(トルコ) 2. Mustafaev, Agahueseyin(アゼルバイジャン) 3. Gadzhiev, Magomedmurad(ポーランド) 〃 Gazimagomedov, Magomedrasul(ロシア) |
(実施せず) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Ashnault, Anthony James(米国) 2. Rowe, Nicholas David(カナダ) 3. Taipe Duanama, Mitchel Edson(ペルー) 4. de lima Viana De Souza, Hugo Leonardo(ブラジル) |
(実施せず) |