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2019.10.18

日体大が3階級制覇で4年連続19度目の優勝…2019年全日本大学グレコローマン選手権・最終日

4年連続19度目の優勝を遂げた日体大=撮影・矢吹建夫

 2019年文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権最終日は10月18日、東京・駒沢体育館で各階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、5階級で決勝に進んだ日体大が3階級で優勝。大学対抗得点で62点をマークし、4年連続19度目の優勝を遂げた。この大会の4連覇は2000~03年に拓大が達成して以来。

 優勝したのは、60kg級の矢部和希、63kg級の徳比嘉一仁、77kg級の林雷の3選手。矢部は4月のJOC杯に続く優勝、徳比嘉は高校時代から通じて初の全国大会制覇、林は2017年75kg級に続く2年ぶりの優勝。林は最優秀選手賞を獲得した。

 67kg級の宇井大和(早大)、72kg級の前田明都(専大)、87kg級の山﨑弥十朗(早大)、97kg級のバグダウレット・アルメンタイ(山梨学院大)は昨年に続いての2年連続優勝を達成した。宇井は8月の全日本学生選手権も優勝しており、二冠王者に輝いた。130kg級の番地啓太(国士舘大)も二冠を制覇。

2年ぶり優勝の林雷=同

 82kg級は昨年のフリースタイル86kg級学生王者の山田修太郎(山梨学院大)が優勝。高校時代にグレコローマンで全国王者に輝いており、進学後の新人戦でも2度優勝しているが、グレコローマンの学生タイトルも手にした。55kg級は昨年の全日本王者の片桐大夢(拓大)が優勝。初の学生タイトルを獲得した。

 日体大は5月の東日本学生リーグ戦でも優勝しており、今季の団体戦2冠目。11月の全日本大学選手権(9~10日、鹿児島)で年間の“グランドスラム”に挑む。

 年間の団体戦すべてを制した大学は、1994年の日体大を最後に出ておらず(当時は4大会)、25年ぶりの挑戦となる。(注:現在の団体戦3大会を制した大学としては、2009年の拓大があるが、全日本学生王座決定戦=2010年で終了=を落としているので「グランドスラム」とは呼べない)

 各階級の成績などは下記の通り。


一覧表・トーナメント表

一 覧 表 55kg 60kg 63kg 67kg 72kg
大学対抗得点 77kg 82kg 87kg 97kg 130kg

大学対抗得点

[1]日体大62点、[2]山梨学院大 51点、[3]拓大 36.5点、[4]専大 36点、[5]国士舘大 32.5点、[6]早大 27点、[7]中大 22.5点、[8]日大 19.5点


文部科学大臣杯・個人賞

【文部科学大臣杯】日体大、【最優秀選手賞】林雷(77kg級=日体大)、【敢闘賞】バグダウレット・アルメンタイ(97kg級=山梨学院大)、【最優秀監督賞】松本慎吾(日体大) 


各階級ファイナル

 【55kg級】=10選手出場

 ▼決勝
片桐大夢(拓大)○[Tフォール、0:32=9-9]●榊原凌我(国士舘大)

 ▼3位決定戦
中川康二(大東大)○[8-1]●伊奈晃宏(法大)
中村晟笙(帝塚山大)○[フォール、5:28=11-1]●馬渡迅(東洋大)

《7・8位順位》[7]松井謙(日体大)、[8]小野弘運(徳山大)

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 【60kg級】=21選手出場

 ▼決勝
矢部和希(日体大)○[9-3]●清水賢亮(拓大)

 ▼3位決定戦
藤波諒太郎(専大)○[Tフォール、0:56=8-0]●椎葉桂己(中大)
神田優人(中京学院大)○[9-2]●堤孔一(青山学院大)

《7・8位順位》[7]丸山正太郎(法大)、[8]大城達人(国士舘大)

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 【63kg級】=14選手出場

 ▼決勝
徳比嘉一仁(日体大)○[4-3]●島谷東志(大東大)

 ▼3位決定戦
吉永信太郎(専大)○[Tフォール、3:22=11-2]●磯部巧(東洋大)
石川将樹(拓大)○[Tフォール、1:53=10-0]●北岡優佑(九州共立大)

《7・8位順位》[7]山崎大雅(日本文理大)、[8]吉村拓海(早大)

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 【67kg級】=22選手出場

 ▼決勝
宇井大和(早大)○[Tフォール、1:09=8-0]●堤滋樹(日体大)

 ▼3位決定戦
田口学容(中京学院大)○[9-4]●向井克典(徳山大)
藤島雄太(拓大)○[Tフォール、3:53=9-1]●佐々木宏隆(国士舘大)

《7・8位順位》[7]菊池寛汰(明大)、[8]大橋寛介(日大)

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 【72kg級】=12選手出場

 ▼決勝
前田明都(専大)○[Tフォール、4:34=8-0]●竹沢登喜(法大)

 ▼3位決定戦
永松麗(徳山大)○[フォール、2:45=4-1]●川上直也(福岡大)
菅原魁一(日本文理大)○[7-0]●一瀬剣(関大)

《7・8位順位》[7]河部直樹(中京学院大)、[8]北條良真(神奈川大)

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 【77kg級】=22選手出場

 ▼決勝
林雷(日体大)○[Tフォール、0:55=8-0]●藤田悠(日大)

 ▼3位決定戦
宮川哲也(中大)○[不戦勝]●田代英才(国士舘大)
横山凛太朗(山梨学院大)○[6-2]●今野港斗(拓大)

《7・8位順位》[7]大賀遥(神奈川大)、[8]一郷雄徳(大東大)

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 【82kg級】=11選手出場

 ▼決勝
山田修太郎(山梨学院大)○[Tフォール、2:06=10-0]●山﨑翔馬(九州共立大)

 ▼3位決定戦
谷口空良(青山学院大)○[Tフォール、2:41=11-0]●今村太陽(福岡大)
八木海里(中大)○[4-1]●奥井真吉(国士舘大)

《7・8位順位》[7]芝知樹(立大)、[8]佐々木雄大(明大)

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 【87kg級】=18選手出場

 ▼決勝
山﨑弥十朗(早大)○[5-1]●谷崎匠(山梨学院大)

 ▼3位決定戦
松崎勇人(日体大)○[Tフォール、0:39=9-0]●市原元飛(大東大)
松雪泰成(専大)○[不戦勝]●奈須川良太(神奈川大)

《7・8位順位》[7]大岩陵平(法大)、[8]田中颯人(関大)

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 【97kg級】=22選手出場

 ▼決勝
バグダウレット・アルメンタイ(山梨学院大)○[8-1]●アビッド・ハルーン(日体大)

 ▼3位決定戦
石黒峻士(日大)○[Tフォール、0:53=8-0]●安齋勇馬(中大)
二ノ宮寛斗(明大)○[5-1]●三浦庶宏(神奈川大)

《7・8位順位》[7]村田優(中京学院大)、[8]饒波正眞(九州共立大)

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 【130kg級】=18選手出場

 ▼決勝
番地啓太(国士舘大)○[Tフォール、1:44=8-0]●井上樹(徳山大)

 ▼3位決定戦
冨栄雅秀(山梨学院大)○[4-1]●山中彬(中大)
庄司樹(専大)○[Tフォール、1:02=8-0]●ラッサボン・ソークサイ(日大)

《7・8位順位》[7]小西拳(早大)、[8]髙橋三十郎(九州共立大)







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