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2019.11.18

オリンピックは全階級で金メダルを取る…笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)

 ■笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊=ワールドカップ5連覇を達成)「全日本チームにとって今年最後の国際大会。今年はカデット、ジュニア、U23、シニアの世界選手権で団体優勝してきていた。この大会でも優勝して、グランドスラムを達成できるよう、みんなが一丸となって頑張ったと思う。

 全体を通じて一番印象的だったのは、稲垣柚香が1階級下とはいえ、世界一になった選手を破ったこと。若い選手も伸びていると感じた。50kg級の須﨑優衣は、もう少し(ポイントを)離すかな、という気持ちもあったが、いろんな状況もあるので、勝てたことが一番の収穫だと思う。

 川井梨紗子は、周囲はテクニカルフォールや速攻での勝利を期待したかもしれないが、闘志が空回りするところがあるので、じっくりと冷静にやるように伝えた。その通りに闘ってくれ、成長していると思う。主将としてチームをまとめてくれた。

 (68kg級と76kg級は、オリンピックの金メダルはかなり厳しいのでは?)どの階級も厳しい。76kg級の皆川博恵はいろんなことを試したいということだった。いろんな攻めを試したいということで、その通りにやらせた。負けは負けだが、深刻な状況とは思っていない。

 68kg級の松雪成葉も、それほど差はあるとは思っていない。(同級の)古市雅子はU23世界選手権で相手のタックルがあごに入って、首を痛めた。骨には異常がなく、無理させずに、全日本選手権で全力を尽くさせようと思って起用しなかった。今後の強化次第で(この階級の代表はだれであっても)金メダルに手が届くと思う。この2階級は、今回の結果で判断しないでほしい。全階級で金メダルを取るつもりでいる」







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