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2020.02.09

男子フリースタイルの全日本チームが東京で合宿スタート


アジア選手権へ向けて合宿を開始した男子フリースタイル・全日本チーム

 今月18日(火)~23日(日)にインド・ニューデリーで行われるアジア選手権と、3月末のアジア予選(中国・西安予定だが流動的)の代表選手を中心とした男子フリースタイルの全日本チームが2月8日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタート。10日(月)~13日(木)はスポーツ振興くじの助成を受けてNTS中央研修会も合同で行われ、若手選手とともに汗を流す予定。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は、目前のアジア選手権に向けて万全の準備をすること、アジア予選へ向けての徹底した強化と戦略研究のほか、若手選手を含めた合宿で日本全体の底上げを目指すことを今回の合宿のテーマに掲げた。

 アジア選手権には、全日本選手権の優勝選手、その選手が予選出場の絡みで辞退した場合は2位の選手が出場する。「各自の調整の希望を聞き、チーム全体とうまくかみ合わせてやっていきたい」と言う。

6面マットを広く使っての練習。10~13日は有望選手でぎっしりとなる

 アジア予選に挑む選手の中で、唯一、アジア選手権に出場する125kg級の田中哲矢(自衛隊)については、「最高の実戦の場。そこでしっかり経験を積み、アジア予選に向かわせたい」と希望。「国際大会の出場は少ない選手だが、ここぞという試合に勝って代表の座を射止めた」と話し、勝負強さに期待した。

 アジア予選の開催場所が、新型コロナウィルスの流行のため宙に浮いてしまっているが、「場所はどこであっても、3月末にあることを見据え、しっかりやるだけです」と、ぶれない気持ちで臨む。

 NTS中央研修会との合同練習に際しては、「若い選手の姿勢を見て、初心を思い出してほしい」と、気持ちのリフレッシュを期待する。実力差はあっても、それゆえに技の精度をしっかり確認することもでき、双方にとって「いい機会になると思います」と、その意義を説明した。

2018年世界選手権決勝の再戦実現か、乙黒拓斗(山梨学院大)

 東京オリンピックの代表内定を勝ち取ってアジア選手権へ挑む65kg級の乙黒拓斗(山梨学院大)は「気持ちも体も上がっていて、仕上がりはいい」と、現在の状態を説明。昨年12月の全日本選手権は、特に決勝が快勝という内容で優勝でき、「いい流れに乗って、勢いが出てきたことを感じます。出る以上は優勝が目標。東京オリンピックへ向けて、ひとつひとつの大会にベストを尽くしてやっていきたい」と話した。

アジア選手権へ向けて順調な仕上がりの乙黒拓斗(山梨学院大)

 インドと言えば、2018年世界選手権(ハンガリー)の決勝で闘ったプニア・バジラン(昨年の世界選手権は反対ブロックで3位)が出場予定。地元大会での優勝を狙ってくる。当然、最大のライバルとなろう。一昨年の試合は激しいポイントの取り合いで、負傷もあって大激戦の末の勝利だったが、周囲から「見ていて、一番面白かった」と言われているとのこと。“いい試合”と言われて、悪い気持ちはしないようで、「今度は、もっと大差をつけて勝ちます」ときっぱり。

 また、ロシアのトップ選手だったイリャス・ベクブラトフがウズベキスタン国籍に変えており、アジア選手権への出場が予想される(関連記事)。このことについては、「去年の世界選手権も3人がロシア選手で(注=ロシア選手のほか、2人が旧ロシアの選手だった)…。世界はロシアからの亡命(注=国籍変更)ばかりですよね」と苦笑いしながらも、「それであっても負けないようにしたい」と話した。

 125kg級の田中は「最近、国際大会に出ていなかった。予選の前に世界を経験したかった」との理由でアジア選手権への出場を決意。4年前には世界最終予選(トルコ)に出場し、世界の壁の厚さを経験しているが、「あの時より、力も技術も上がっているので、自信をもって闘いたい」と言う。

ライバルであり、憧れの先輩の荒木田進謙と練習する田中哲矢

 2018年9月にはアジア・インドア&マーシャルアーツ大会(トルクメニスタン)に出場している。この時は「気持ちが下がり気味で、その面で負けていた。そうしたことだけは、やめたい。やるべきことを、思い切ってやりたい」と言う。

 全日本選手権の決勝を争った荒木田進謙(athletic camp LION)が多くのアドバイスをしてくれるそうだ。「そのことをしっかり意識して闘えば、余裕を持って闘えると思います。(アジア選手権は)勝ちにこだわるより、思い切って闘いたい」と、親切なライバル&先輩の愛情に感謝しつつ、インドへ向かう。

 合宿は18日まで行われ、アジア選手権出場チームは19日にインドへ向かう。


練習の最後はロープ昇り







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