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2020.02.26

【2020年アジア選手権・特集】井上謙二・男子フリースタイル監督の話

(2020年2月22日、インド・ニューデリー)


トップと若手の混合チームをまとめた井上謙二・強化委員長

 ■井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)の話「乙黒拓斗は去年の世界選手権の後から取り組んできたことが試合で発揮できた。攻撃量と技の処理、スタンドからグランドへの連携、ラフファイトに対して冷静な対処と試合運びなど。しかし、オリンピックで金メダルを獲得するには、いくつもの高い負荷の技術展開、押し合いに耐え、競り勝つ体力がいっそう必要だと考えている。

 山田修太郎の金メダル、大津拓馬の銀メダル、榊流斗と奥井真吉の銅メダルと、大学選手の健闘は今後につながる。本人達の手応えもさることながら、同階級の選手や同世代の選手が『自分も!』と感じてくれ、刺激になると思う。メダル獲得はならなかった原口伸は、国際試合に慣れていない分、積極性に欠けていて、それは反省すべき点であるが、世界で闘えるという手応えは今後に活かすことができる。

 高谷大地については、74kg級での初の国際大会となり、序盤はこれまでの感覚との違いからペースを作れなかったが、試合を重ねるにつれて対応しており、今後に繋ぐ貴重な経験ができた。

 重量級は、攻撃処理と防御対処で競り負け、一気にたたみかけられる結果となった。ただ、有利な状況と不利な状況は見えている。6分間ある中で、有利な状況を続け、持てる力で競り勝つことをアジア予選につなげていきたい。

 新型肺炎の影響により、北朝鮮、中国の不参加に加え、階級によってはオーバーホールや、アジア予選に備えてトップ選手が不出場の国もあった。その中で、インド選手の粘りある攻撃力と攻撃量は目を見張るものがある。高橋侑希も(初戦のインド戦で)状態は悪くはなかったが、試合中盤から終盤にかけてペースを握られ、反撃することができなかった。3位決定戦で、昨年世界3位のカザフスタン選手に終始自分から詰めて展開を作り、圧勝したことは評価できる。







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