躍進インドが5階級で決勝に進み、57kg級を制覇…2020年アジア選手権・男子フリースタイル

地元のアジア選手権で優勝した世界3位のラビ・クマール（インド）

　2020年アジア選手権・男子フリースタイル（2月22～23日、インド・ニューデリー）は、65kg級で昨年の世界選手権の2位、3位、5位選手が出場するハイレベルの闘いが展開され、同5位で2018年世界選手権優勝の乙黒拓斗（山梨学院大）が優勝した。

　57kg級は世界選手権3位のラビ・クマール（インド）が勝ち、74kg級は昨年優勝で世界選手権3位のダニアール・カイサノフ（カザフスタン）が優勝。東京オリンピックへ向けて実力をアピールした。

　若手選手が出場したイランは92・97kg級の2階級を制覇。他に銀2・銅4とコンスタントに好成績をマークし、国別対抗得点で優勝した。地元のインドは5階級で決勝に進んだが、優勝はクマールのみ。それでも3位も2選手いて、国別対抗得点は2位だった。

　70kg級は、ロシアから国籍を変えたばかりのイリャス・ベクブラトフ（ウズベキスタン）が1月のヤシャ・ドク国際大会（トルコ）に続いて優勝。3月末の東京オリンピック・アジア選手権（キルギス）では65kg級への出場が予想される。

　各階級の上位選手は下記の通り。

男子フリースタイル

※はオリンピック出場枠獲得国（獲得選手以外の場合あり）

《オリンピック実施階級》

　【57kg級】
※［1］Kumar, Ravi（インド）
　［2］Vokhidov, Hikmatullo（タジキスタン）
　［3］Myrzanazar Uulu, Bekbolot（キルギス）
　［3］高橋侑希（日本）

　【65kg級】
※［1］乙黒拓斗（日本）
※［2］Punia, Bajrang（インド）
※［3］Niyazbekov, Daulet（カザフスタン）
　［3］Maghsoudi, Amirhossein Azim（イラン）

　【74kg級】
※［1］Kaisanov, Daniar（カザフスタン）
　［2］Jitender（インド）
※［3］高谷大地（日本）
　［3］Hosseinkhani, Moustafa Mohabali（イラン）

　【86kg級】
　［1］山田修太郎（日本）
※［2］Bazrighaleh, Ahmad Yousef（イラン）
　［3］Shapiev, Isa（ウズベキスタン）
※［3］Punia, Deepak（インド）

　【97kg級】
　［1］Goleij, Mojtaba Mohammadshafie（イラン）
　［2］Kadian, Satyawart（インド）
　［3］Iskandari, Rustam（タジキスタン）
※［3］Yergali, Alisher（カザフスタン）

　【125kg級】
　［1］Batirmurzaev, Yusup（カザフスタン）
　［2］Dorjkhand, Khuderbulga（モンゴル）
　［3］Nam, Kuongjin（韓国）
※［3］Hadi Basmanj, Parviz Khodavirdi（イラン）

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《非オリンピック階級》

　【61kg級】
［1］Zholdoshbekov, Ulukbek（キルギス）
［2］Ikromov, Muhammad（タジキスタン）
［3］榊流斗（日本）
［3］Aware, Rahul Balasaheb（インド）

　【70kg級】
［1］Bekbulatov, Ilyas（ウズベキスタン）
［2］Hosseini, Amir Hossein Ali（イラン）
［3］Ashirov, Meizhan（カザフスタン）
［3］Orozbekov, Islambek（キルギス）

　【79kg級】
［1］Budazhapov, Arslan（キルギス）
［2］Gourav, Baliyan（インド）
［3］奥井真吉（日本）
［3］Savadkouhi, Ali Bakhtiar（イラン）

　【92kg級】
［1］Ebrahimizivlaei, Mohammasjavad（イラン）
［2］大津拓馬（日本）
［3］Munkhbaatar, Tsogtgerel（モンゴル）
［3］Chilaev, Iliskhan（カザフスタン）

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　《国別対抗得点》
［1］イラン 168点
［2］インド 159点
［3］カザフスタン 146点
［4］日　本 140点
［5］キルギス 114点
［6］ウズベキスタン 94点
［7］モンゴル 93点
［8］タジキスタン 85点