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2020.05.19

【記録】初出場での“最年長”は三宅靖志の「32歳」…オリンピック・日本代表選手

1996年アトランタ大会に、32歳でオリンピック初出場した三宅靖志

 前回、オリンピック日本代表選手の年少記録とともに年長記録をお届けした(クリック)。初出場選手に限っての年齢でも、日本でレスリングが行われる前の1928年アムステルダム大会に派遣された柔道家の新免伊助の「38歳9ヶ月7日」が最年長となるが、1996年アトランタ大会に出場した三宅靖志の「32歳4ヶ月24日」が日本レスリング界の実質的な最年長と言えよう。

 高校時代に柔道選手だった三宅は、東海大に進んでからレスリングを始め、8度目の出場となった1993年全日本選手権を「29歳9ヶ月27日」で初制覇。これは史上3位の遅咲き記録。1994・95年に連続で世界選手権に出場して実力をつけ、国内とアジアの予選を勝ち抜いてオリンピック出場を手にした。

 女子では、2012年ロンドン大会に出場した小原日登美の「31歳7ヶ月4日」が初出場の最年長記録。見事に金メダルを獲得した。小原を超える遅咲きチャンピオンは生まれるか。男子の初出場初優勝の最年長は、1968年メキシコ大会の金子正明で「28歳3ヶ月9日」だ。

 1984年ロサンゼルス大会では、長島偉之が「31歳2ヶ月13日」で、江藤正基が「30歳4ヶ月6日」で、ともに決勝に進んだが、惜しくも銀メダルに終わった。

 上位20人のうち、9人が自衛隊の選手。「輝き切れなかった逸材」を、レスリングに専念できる環境下で時間をかけて磨いた結果と言えよう。

 初出場オリンピアンの年長選手は下記の通り(その階級の1回戦が行われた日の年齢)。


オリンピック初出場の年長日本選手

No. 選 手 名 年  齢 大会年 階   級
1 新免 伊助 38歳9ヶ月7日 1928年 男子フリースタイル66kg級
2 三宅 靖志 32歳4ヶ月24日 1996年 男子グレコローマン68kg級
3 藤田 芳弘 32歳3ヶ月20日 1984年 男子グレコローマン100kg級
4 小原日登美 31歳7ヶ月4日 2012年 女 子 48kg級
5 長島 偉之 31歳2ヶ月13日 1984年 男子フリースタイル82kg級
6 元木 康年 30歳9ヶ月1日 2000年 男子グレコローマン63kg級
7 江藤 正基 30歳5ヶ月6日 1984年 男子グレコローマン57kg級
8 藤村 義 30歳4ヶ月10日 2012年 男子グレコローマン66kg級
9 加瀬 清 29歳7ヶ月0日 1932年 男子グレコローマン61kg級
10 菅 芳松  29歳6ヶ月18日 1976年 男子グレコローマン57kg級
11 内藤 克俊 29歳4ヶ月11日 1924年 男子グレコローマン62kg級
12 西見 健吉 29歳2ヶ月23日 1996年 男子グレコローマン57kg級
13 井上 智裕 29歳0ヶ月30日 2016年 男子グレコローマン66kg級
14 小谷 澄之 28歳11ヶ月29日 1932年 男子フリースタイル79kg級
15 中浦 章 28歳11ヶ月13日 1964年 男子グレコローマン97kg級
16 森  巧 28歳9ヶ月21日 1992年 男子グレコローマン68kg級
17 笹山 秀雄 28歳6ヶ月23日 1996年 男子フリースタイル52kg級
18 秋山 安成 28歳4ヶ月9日 1976年 男子グレコローマン100kg級
19 金子 正明  28歳3ヶ月9日 1968年 男子フリースタイル63kg級
20 栄 和人 28歳3ヶ月8日 1988年 男子フリースタイル62kg級






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