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2020.11.10

【2020年全日本大学選手権・特集】階級アップ成功、65kg級でも強さを発揮した61kg級世界ジュニア王者・山口海輝(日体大)

65kg級に初出場初優勝を達成した山口海輝(日体大)=撮影・矢吹建夫

 昨年の全日本選手権は57kg級に出場し、優勝した樋口黎にあと一歩で惜敗した61kg級世界ジュニア王者の山口海輝(日体大)が、全日本大学選手権は65kg級に挑戦。初の階級であるにもかかわらず、準決勝で昨年の学生二冠王の安楽龍馬(早大)を3-1で破り、決勝は70kg級で1年生学生王者だった諏訪間新之亮(国士舘大)を2-0で破って優勝した。

 山口は、「うれしいというより、ホッとしている、という気持ちの方が強いです」と、まず安どの表情を浮かべた。大会の1ヶ月くらい前に65kg級代表に選ばれそうな感じがして、気持ちを高めてきたと言う。昨年の全日本選手権で61kg級からオリンピック階級の57kg級に挑んだものの、やはり減量がきつく、階級を上げることを決めたという。

 この階級は安楽が学生のタイトルを独占していた。それでも、「チャレンジャーとして臨むつもりはなかった。勝つつもりで出た」と、気持ちは自分こそが学生の一番というプライドを見せた。1~3回戦は、いずれも10-0のテクニカルフォール勝ちで、その言葉通りの強さ。

65kg級でも勝ち続けるイメージはできている!

 安楽と闘ってみて、「相手が少し大きいと感じる面があった。もっと力をつけなければならない」と振り返り、さすがに強豪相手には厳しい面があった。しかし、技術は自分の方が上と感じたので、「パワーさえつければもっと楽に勝てる」という感触があったという。

準決勝で昨年の学生二冠王者・安楽龍馬(早大)を撃破!

 決勝の相手の諏訪間は70kg級から落としてきた選手なので、やはり体の大きさの壁がある相手。「タックルに入って、今までなら取れた場面でも粘られたり、課題としていた部分ができなかったりした。フィジカル面で負けていた面はあった」とのことで、ここでも体力の差は感じた。パワーアップが当面の課題だ。

 オリンピック代表に内定している乙黒拓斗(山梨学院大)が君臨するこの階級だが、この優勝で山口も今後、大きな存在となることだろう。「65kg級でも勝つイメージはできている。まだ力がついていくと思う。この階級に合わせて実力をつけていきたい」ときっぱり。

 東京オリンピックのあと階級区分が変更されるかもしれないが、2024年パリ・オリンピックには「(このあたりの階級は)自分が出る、という気持ちを強く持っていきたい」と気を引き締めた。







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