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2020.11.22

世界王者・太田忍がMMA入りを発表、大晦日に所英男と対戦


RIZINのリングでMMA入りを発表した太田忍(左)。大晦日に対戦する所英男と顔を合わせた=提供・RIZIN

 2016年リオデジャネイロ・オリンピックの男子グレコローマン59kg級で銀メダルを取り、昨年の世界選手権63kg級でチャンピオンに輝いた太田忍(日体大卒)が11月21日、大阪・大阪城ホールで行われた総合格闘技(MMA)イベント「RIZIN」のリングに上がり、MMAへの転向を明らかにした。

 今年12月31日の大会(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で、20年近いMMAのキャリアを持つ所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)と対戦することも合わせて発表された。

 太田は「レスリング界から来ました太田忍です。大晦日のRIZINで所選手と闘うことになり、最初は驚きました。小さい頃から闘いを見てきた選手ですし、僕自身ほんとに好きな選手だったので戸惑いもありましたが、試合となれば話は別です。しっかりと勝てる準備をしていきたいと思います」とあいさつ。

 これまでの総合格闘技の練習を通じ、「少し不安もありますが、負けるつもりはありません。次につなげたいと思います」と必勝を宣言した。

現役世界王者としては史上初のMMA入り

 同選手は青森・八戸キッズでレスリングを始め、山口・柳井学園高~日体大を通じて多くのタイトルを獲得。2015年全日本選手権で優勝し、翌年のリオデジャネイロ・オリンピックでは2012年ロンドン大会王者を破るなどして銀メダルへ。日本の男子グレコローマンに16年ぶりのメダルをもたらした。

初のリングインに、やや緊張の面持ちの太田=提供・RIZIN

 昨年は60kg級での世界選手権代表ならなかったあと、国内予選を勝ち抜いて63kg級(非オリンピック階級)で出場。前年の世界王者を破って初の世界一に輝いた。その後、67kg級での東京オリンピック出場を目指したが、同年12月の全日本選手権で優勝ならず、その道は閉ざされた。9月には所属のALSOKを退社し、新たな世界に挑む準備をしていた。

 MMAでは現在、レスリング出身選手が数多く活躍している。2008年北京オリンピック王者のヘンリー・セフード(米国)は世界最高のイベントと言われるUFCで2階級制覇を達成。2010年世界選手権王者のアミール・アリアクバリ(イラン)がRIZINで活躍。2004年アテネ・オリンピック代表だったダニエル・コーミエ(米国)はUFCでライトヘビー級とヘビー級の統一王者に輝いている。

 現役世界一の選手がMMA、またはMMAのルーツと言えるリングに上がって闘った例としては、1999年2月に世界選手権とオリンピックで11連覇を継続していたアレクサンダー・カレリン(ロシア)が日本の「リングス」で闘ったほか(前田日明に判定勝ち=現在のMMAと違って素手での対戦)、2004年12月に同年のアテネ・オリンピック優勝のイブラヒム・カラム(エジプト)が日本の「Dynamite」で闘っている(藤田和之にKO負け)。いずれも次のオリンピックを目指しており、テスト参戦的な意味合いだった。ともに1回限りだった。

 太田は世界で初めて現役の世界チャンピオンとしてMMA入りする選手と言っていい。







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