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2021.03.30

【2021年全国高校選抜大会・特集】名指導者とは血縁関係なし、「和歌山の新しい山路をアピールします!」…71kg級・山路太心(和歌山・和歌山北)

 

初の全国制覇ににっこりの山路太心(和歌山・和歌山北)=撮影・保高幸子

 2021年全国高校選抜大会の個人戦71kg級は、昨年大会の決勝でテクニカルフォール負けを喫した山路太心(和歌山・和歌山北)が優勝。決勝で工藤大和(鹿児島・鹿屋中央)を5-3で破ると、「ヤッター!」と力強くガッツポーズ。優勝の喜びを表した。

 試合直後、「最高の一言です。気持ちが抑えられず、大きな声が出てしまいました」と、勝利の雄たけびの理由を説明。「ロースコアの競り合いになることは覚悟していた。どこかで自分がポイントを取り、守り切るという自分の闘いをしたかった。それがしっかりできたのがよかった」と、試合を振り返った。

 工藤には2018年全国中学生選手権59kg級の準々決勝で対戦したことがあり、その時はフォールで負けていたという。工藤とは別ブロックの組み合わせになったが、「決勝に出てくるだろう」と予想した。「(工藤に)リベンジする、という強い気持ちを持っていたので、決勝に進むことができた」そうで、その工藤にも雪辱でき、二重の喜びだったようだ。

 いわゆるキッズ・エリートではないので、昨年の全国2位も立派な成績と言えるが、「銀メダルで満足せず、やってきてよかった」と言う。コロナのため県外への遠征も他校との練習もできなかったが、その中で練習できる環境をつくってくれた監督や家族に「感謝したい」としみじみ話した。

レスリングを始めた地で初の全国一へ

 「和歌山の山路」と言えば、レスリング界ではある人物を思い浮かべる人が多いだろう。和歌山北や和歌山工で指導してきた山路明さん。インターハイ(鹿児島・鹿児島商工時代)、全日本学生選手権、全日本選手権(以上、国士舘大時代)での優勝もさることながら、湯元健一(現日体大教)・進一(現自衛隊)兄弟のオリンピック・メダリストや、世界5位の奥井眞生(現自衛隊)らを筆頭に、多くの強豪に基礎を教えた名指導者だ。

優勝の瞬間、全身で喜びを表した=同

 姓からして、山路さんの子供か、年齢が離れているので親戚と考えてもおかしくないが、血縁関係は全くないという。「よく言われるんですよ」と笑う山路。大阪で生まれ、父親の転勤の関係で新潟へ引っ越し、新潟栄和クラブでレスリングを始めた。大阪へ戻ってきて、場所が近い和歌山でレスリングを続けることになり、そこで初めて「和歌山に山路という方(名指導者)がいることを知ったんです」とのこと。多くの人から間違われると言う。

 レスリングに接してその魅力に取りつかれ、「日本一を目指すぞ」という気持ちになったが、2018年全国中学選抜選手権と昨年の2位が最高。レスリングを始めた地で、「今回は絶対に優勝、という気持ちが強かった」と言う。

 来月のJOCジュニアオリンピックカップにも出場予定で、そこで勝てば世界への道がつながる。国内で勝つことが精いっぱいだったせいか、「目の前の大会に全力で臨みたい」と、まだ具体的な目標として世界は考えていなかったようだが、「そこで勝てば世界が見えてくる。自分の力を試す場をどんどん増やしたい」と、気持ちは高まっている。

 「和歌山に新しい山路が出てきたぞ、とアピールする気持ちで頑張っていきたいと思います」と、きっぱり言い切った。







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