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2021.04.06

東京オリンピック・アジア予選/展望(男子グレコローマン=日本出場5階級)

 

 再開された東京オリンピックの大陸予選は、欧州とアフリカ&オセアニアが終了。残るアジア予選は4月9日(金)からカザフスタン・アルマトイで行われ、各階級とも上位2選手がオリンピックの出場枠を手にする(パンアメリカンは昨年3月に実施済み)。

 男子グレコローマンで日本が挑む5階級の強豪外国選手と勢力を追った。(エントリーは変更・追加される場合があります)


男子グレコローマン(日本出場階級=4月9日)

【67kg級】《獲得済みのアジアの国》なし

ベテランの域に入ったリュ・ハンス(柳漢壽=韓国)。実力をキープしているか?

 アジアから出場枠を獲得している国はないため、“オール・アジア”の闘い。実績的には、昨年のアジア選手権(インド)優勝のリュ・ハンス(柳漢壽=韓国)と2019年アジア選手権優勝のモハマド・ゲラエイ(イラン)が抜けている状況。

 リュ・ハンスは2013年66kg級の世界王者で、2度のアジア大会を含めてアジアを5度制している33歳のベテラン。ゲラエイは2018年アジア大会3位、同年世界選手権8位のあと72kg級で活動。2019年はU23世界選手権を制した。その実力を67kg級で発揮できるか。ともにコロナ禍のあと初の国際大会。どこまで実力をキープしているか。

 地元カザフスタンからは、2019年アジア選手権2位のメイルザン・シェルマカンベトが出てくるか。2018年世界選手権3位で、今年3月の「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)を制した実力者。

 2019年世界選手権72kg級2位のアラム・ヴァルダニャン(ウズベキスタン)、昨年のアジア選手権3位のアシュ(インド)、「マテオ・ペリコネ国際大会」3位のチアン・キイェ(中国)あたりが出場枠獲得戦線に浮上するか。

《エントリー選手》
高橋昭五(日本)
 遠藤功章(日本)
Tian, Qiye(中国)=2021年マテオ・ペリコネ国際大会5位
Ashu, Ashu(インド)=2020年アジア選手権3位
Geraei, Mohammad Reza Abdolhami(イラン)=2019年アジア選手権72kg級優勝
Alaajami, Waael Jasim Abed(イラク)=2020年アジア選手権10位
Dahshan, Ahmad Mahmoud Ahmed(ヨルダン)=2018年アジア選手権72kg級8位
Kyzyrov, Nurbek(カザフスタン)=2019年U23アジア選手権優勝
 Kebispayev, Almat(カザフスタン)=2018年アジア大会2位
 Shermakhanbet, Meirzhan(カザフスタン)=2019年アジア選手権2位
Asikeev, Marlen(キルギス)=2020年アジア選手権9位
Ryu, Han-Soo(韓国)=2020年アジア選手権優勝
 Kim, Do-Hyeong(韓国)
Alhasan, Abdelkarim Mohammad(シリア)=2020年アジア選手権5位
Phondet, Piyachat(タイ)
Ochilov, Sheroz(タジキスタン)
Achilov, Azatyan(トルクメニスタン)
Vardanyan, Aram(ウズベキスタン)=2019年世界選手権72kg級2位


【77kg級】《獲得済みのアジアの国》ウズベキスタン、イラン、カザフスタン

アジア・グレコローマンの顔、オリンピック&世界王者のキム・ヒョンウ(金炫雨=韓国)

 2012年ロンドン・オリンピック66kg級で優勝、翌年74kg級で世界一、アジア・グレコローマンの顔だったキム・ヒョンウ(金炫雨=韓国)が残っている。2018年アジア大会で3位だったときは「落日」とも言われたが、2019年アジア選手権を制し、衰えぬ実力をアピールした。32歳、コロナ禍による1年7ヶ月ぶりの国際大会という要素がどう作用するか。

 18歳で2018年アジア選手権を制し、同年のアジア大会でキム・ヒョンウを破って2位のアクジョル・マクムドフ(キルギス)がどこまで伸びているか。昨年の個人戦ワールドカップは11位、今年2月の「ウクライナ国際大会」は10位とエンジンはかかり切っていないようだ。

 2019年アジア選手権72kg級2位のチャン・フジュン(中国)、2019年アジア選手権2位のグルプリート・シン(インド)らが決勝進出を果たすか。

《エントリー選手》
屋比久翔平(日本)
Zhang, Hujun(中国)=2019年アジア選手権72kg級2位
Singh, Gurpreet(インド)=2019年アジア選手権2位
Albidhan, Hussein Ali Muksr(イラク)=2020年アジア選手権3位
Makhmudov, Akzhol(キルギス)=2018年アジア大会2位
Kim, Hyeon-Woo(韓国)=2019年アジア選手権優勝
 Noh, Yeonghun(韓国)
Khalil, Rabbia(パレスチナ)
Badr, Bakhit Sharif K.(カタール)=2019年アジア選手権5位
Zukhurov, Khabibdzhon(タジキスタン)
Mamedov, Muhammetberdi(トルクメニスタン)


【87kg級】《獲得済みのアジアの国》ウズベキスタン、キルギス

2017年から4度アジア王者に輝いているホセイン・アフマド・ヌリ(イラン)

 2017~19年にアジア大会と3度のアジア選手権を制したホセイン・アフマド・ヌリ(イラン)が出場枠獲得の最右翼と言えよう(2019年世界選手権は不出場)。昨年は新型コロナウィルスに感染してブランクを経験したが、12月の個人戦ワールドカップ(セルビア)には出場して5位。実力をキープしている。

 ヌリが出なかった2020年アジア選手権を制したクマール・スニル(インド)、同3位のアザマト・クスツバエフ(カザフスタン)らが上位2選手に残れるか。

 《エントリー選手》
角雅人(日本)
 川村洋史(日本)
Peng, Fei(中国)=2018年アジア選手権3位
Sunil, Kumar(インド)=2020年アジア選手権優勝
Nouri, Hossein Ahmad(イラン)=2019年アジア選手権優勝
Al Tameemi, Abbas Shaalan Abdulkadhimi(イラク)
Kustubaev, Azamat (カザフスタン)=2020年アジア選手権3位
 Tursynov, Nursultan (カザフスタン)=2015年アジア選手権85kg級2位
Kim, Jin-Hyeok(韓国)=2018年アジア選手権82kg級3位
 Lee, Seunghwan(韓国)=2018年アジア・ジュニア選手権77kg級3位
Abdulkhaev, Sukhrob(タジキスタン)=2020年アジア選手権7位
Annaev, Shageldi(トルクメニスタン)
Jumaniyazov, Jaloladdin(トルクメニスタン)


【97kg級】《獲得済みのアジアの国》なし

2019年アジア選手権王者のモハマドハジ・アブドラ・サラビ(イラン)

 67kg級とともに“オール・アジア”の闘い。昨年のアジア選手権優勝のモハマドハジ・アブドラ・サラビ(イラン)は、2019年世界選手権は7位で出場枠獲得にあと一歩だった選手。昨年の個人戦ワールドカップ3位と好調で、出場枠獲得候補の一番手と言えよう。

 2019年アジア選手権優勝のウズール・ジュズプベコフ(キルギス)は、アジアの大会はコンスタントにメダルを獲得。個人戦ワールドカップは5位に入賞している。

 2020年アジア選手権2位のリー・セイェオル(韓国)、2018年アジア大会3位のイェルラン・イスカコフ(カザフスタン)らアジアで実績を持っている選手が浮上するか。

 《エントリー選手》
奈良勇太(日本)
 宮本海渡(日本)
Chen, Yanan(中国)
Ravi, Ravi(インド)=2019年U23アジア選手権2位
Saravi, Mohammadhadi Abdollah(イラン)=2020年アジア選手権優勝
Al Kaabi, Ali Majeed Hameed(イラク)=2018年アジア選手権3位
Syrlybay, Olzhas(カザフスタン)
 Iskakov, Yerulan(カザフスタン)=2018年アジア大会3位
Dzhuzupbekov, Uzur(キルギス)=2019年アジア選手権優勝
Lee, Se-Yeol(韓国)=2020年アジア選手権2位
 Kim, Seungjun(韓国)=2017年アジア選手権98kg級2位
Safarov, Mirzoamin(タジキスタン)=2017年アジア・インドア&マーシャルアーツ大会3位
Turdiev, Jahongir(ウズベキスタン)=2019年アジア選手権2位


【130kg級】《獲得済みのアジアの国》イラン

2018年アジア大会王者のムミンジョン・アブデュラエフ(左=ウズベキスタン)と同3位のキム・ミンソク(右、金民石=韓国)。中央は園田新

 世界での実績では、2018年世界選手権3位のキム・ミンソク(金民石=韓国)が抜けており、昨年のアジア選手権でも2位に入賞している。だが、安定性は今一つで、決勝に残るためのインパクトに欠ける。

 むしろ、2018年アジア大会優勝のムミンジョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)の方が出場枠獲得に近い位置にいると言えよう。2019年世界選手権は9位。今年1月にザグレブ・オープン(7位)、2月に「ウクライナ国際大会」(3位)と精力的に国際大会をこなしている。

 昨年のアジア選手権3位のロマン・キム(キルギス)マンスール・シャデュカエフ(カザフスタン)が上位へ食い込めるか。

 《エントリー選手》
園田新(日本)
Meng, Lingzhe(中国)=2019年世界選手権16位
Naveen, Naveen(インド)=2021年マテオペリコネ国際大会3位
Al Tameemi, Ahmed Shaalan Abdulkadhim(イラク)=2020年アジア選手権8位
Shadukaev, Mansur (カザフスタン)=2020年アジア選手権3位
 Syzdykov, Alimkhan (カザフスタン)=2019年アジア選手権97kg級5位
 Tsurtsumia, Georgi(カザフスタン=元グルジア)=2008年アジア選手権2位
Kim, Roman(キルギス)=2020年アジア選手権3位
Kim, Min-Seok(韓国)=2018年世界選手権3位
 Kim, Minjoon(韓国)=2019年アジア・ジュニア選手権6位
Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン)=2019年アジア選手権2位







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