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2021.04.08

東京オリンピック・アジア予選/展望(男子フリースタイル)

 

 東京オリンピックのアジア予選の最後は、男子フリースタイル。日本は57kg級で樋口黎(ミキハウス)、86kg級で高谷惣亮(ALSOK)が、ともに2016年リオデジャネイロ・オリンピックに続く出場を目指す(高谷は2012年ロンドン大会にも出場)ほか、重量2階級でも出場枠獲得を目指す。4階級の強豪外国選手と勢力を追った。(エントリーは変更・追加される場合があります)


男子フリースタイル(日本出場階級=4月11日)

 【57kg級】《獲得済みのアジアの国》カザフスタン、インド、イラン

 2020年アジア選手権は2位にヒクマツロ・ボキドフ(タジキスタン)が入ったが(注=同優勝は出場枠を取ったインド選手)、前年は5位であり、目立った成績はない。

階級を下げて挑むツブシンツルガ・ツメンビレグ(モンゴル)=20118年世界選手権

 キルギスで、同3位のベクボロト・ミルザナザルウルか、同61kg級優勝のウルクベク・ジョルドシュベコフの方が強敵ではないか。ジョルドシュベコフは2019年U23世界王者であり、コロナ禍後の今年2月の「ウクライナ国際大会」で57kg級に出場し(16位)、階級ダウンに挑んでいる。

 モンゴル代表は2018年世界選手権61kg級3位のツブシンツルガ・ツメンビレグ。出場が予想された2018年アジア大会優勝・2019年の世界選手権7位のベクバヤール・エルデネバトを退けての出場となるので、あなどれまい。2019年11月の「クナエフ国際大会」では57kg級に出場、U23世界2位の選手を破るなどして優勝。この階級でもやれることを示している。

 ウズベキスタン代表は、2018年アジア・ジュニア選手権優勝のグロミョン・アブデュラエフで、2018・19年アジア選手権2位の選手を退けての出場。今年2月の「ウクライナ国際大会」優勝とシニアの舞台でも実績をつくっている。

 《エントリー選手》
樋口黎(日本)
 小川航大(日本)
Liu, Minghu(中国)=2019年アジア選手権61kg級2位
Al Zaidawi, Ahmed Jawad Kadhim(イラク)
Myrzanazar Uulu, Bekbolot(キルギス)=2020年アジア選手権3位
 Zholdoshbekov, Ulukbek(キルギス)=2020年アジア選手権61kg級優勝
Kim, Sung-Gwo(韓国)=2019年アジア選手権7位
 Song, Hyeonsik(韓国)=2018年アジア選手権57kg級5位
Tumenbileg, Tuvshintulga(モンゴル)=2018年世界選手権61kg級3位
Bilal, Muhammad(パキスタン)=2020年アジア選手権61kg級10位
Arcilla, Allen Mitch(フィリピン)
Ikromov, Muhammad(タジキスタン)=2020年アジア選手権2位
Seyidov, Rozgeldi(トルクメニスタン)=2020年ヤシャ・ドク国際大会5位
Abdullaev, Gulomyon(ウズベキスタン)=2021年ウクライナ国際大会優勝


 【86kg級】《獲得済みのアジアの国》イラン、インド

男子フリースタイルでは、まだ1階級のモンゴル。ガンクヤグ・ガンバータールが上乗せに挑む=2020年アジア選手権

 実績的には、2019年アジア選手権3位のガンクヤグ・ガンバータール(モンゴル)、同年アジア大会2位のドメニク・マイケル・アボウナダー(レバノン=元米国)が目立つ程度。ガンバータールは、2020年アジア選手権は8位に終わっており、アボウナダーもその後は好成績はない。

 2019年アジア選手権で2位になったキルギス選手はエントリーしておらず、同国からは今年2月の「ウクライナ国際大会」3位のヌルティレク・カリプバエフが出場。2019年までジュニア74kg級で闘っていた選手。どこまでやるか。

 2017年アジア選手権2位のアザマト・ダウレトベコフ(カザフスタン)、韓国からWエントリーしている2016年アジア選手権2位のクウォン・ヒョクベオンと2018年世界選手権5位のキム・クワンウクらが、優勝戦線に勝ち残れるか。

《エントリー選手》
高谷惣亮(日本)
 高谷大地(日本)
Lin, Zushen(中国)=2019年アジア選手権8位
Al Obaidi, Mustafa Abdulbasit Abdulsamed(イラク)
Abuidaij, Abdulkareem Mahmoud Abdul(ヨルダン)
Dauletbekov, Azamat(カザフスタン)=2020年アジア選手権5位
Karypbaev, Nurtilek(キルギス)
Gwon, Hyeok-Beom(韓国)=2016年アジア選手権3位
 Kim, Gwan-Uk(韓国)=2018年世界選手権5位
Abou Nader, Domenic Michael(レバノン=元米国)=2018年アジア大会2位
Ganbaatar, Gankhuyag(モンゴル)=2019年アジア選手権3位
Kodirov, Bakhodur(タジキスタン)=2020年アジア選手権7位
Orazgylyov, Dauletmurat(トルクメニスタン)=2020年ヤシャ・ドク国際大会7位
 Gajiev, Azat (トルクメニスタン)=2019年U23アジア選手権92kg級2位
Shapiev, Javrail(ウズベキスタン=元ロシア)=2019年世界選手権12位


 【97kg級】《獲得済みのアジアの国》カザフスタン

アジアではずば抜けた存在のマゴメド・イブラギモフ(ウズベキスタン)=2018年アジア選手権

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位のマゴメド・イブラギモフ(ウズベキスタン=元ロシア)が、2019年世界選手権7位で出場枠獲得を逃し、この予選に出てくる。2017・18年アジア選手権を制しており、優勝の最右翼と言えよう。

 イランからは、ドーピング違反で4年間の出場停止処分を受けた2014年世界選手権86kg級3位のモハマド・ホセイン・モハマディアンがエントリーしてきた。処分前の2015年から97kg級で闘い、復帰後の2019年世界軍隊選手権優勝、2020年「マテオ・ペリコネ」国際大会優勝と実力を発揮している。1988年ソウル・オリンピック銀メダリスト、アスカリ・モハマディアンの息子。

 アジア選手権で2019年3位・20年2位のサチャワート・カディアン(インド)、2019年アジア選手権2位のバツル・ウルジサイカン(モンゴル)、2017年アジア選手権3位のセオ・ミンオン(韓国)は、他に特筆する成績はない。前記の2強が飛び抜けている状況だ。

 《エントリー選手》
赤熊猶弥(日本)
 園田平(日本)
Habila, Awusayiman(中国)=2018年アジア・ジュニア選手権92kg級4位
Kadian, Satyawart(インド)=2020年アジア選手権2位
Mohammadian, Mohammad Hossei Askari(イラン)=2021年マテオ・ペリコネ国際大会優勝
Sulaimanov, Symbat(キルギス)=2019年アジア・ジュニア選手権3位
Seo, Min-Won(韓国)=2017年アジア選手権3位
 Lee, Jongku(韓国)
Ulzisaikhan, Batsul(モンゴル)=2019年アジア選手権2位
Muhammad INAM(パキスタン)=2019年コモンウエルス大会優勝
Saparov, Zyamuhammed(トルクメニスタン)=2019年アジア・ジュニア選手権2位
Ibragimov, Magomed Idrisovich(ウズベキスタン=元ロシア)=2019年世界選手権7位


【125kg級】《獲得済みのアジアの国》中国、イラン

地元の利を生かせるか、ユスプ・バティルムルザエフ(カザフスタン)=2020年アジア選手権

 2019年U23世界選手権3位を経て2020年アジア選手権優勝のユスプ・バティルムルザエフ(カザフスタン)が、今年3月の「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)2位と好調。首ひとつ抜け出ている状況。

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック代表のアイアール・ラザレフ(キルギス)は昨年12月の個人戦ワールドカップ3位と実力をキープ。

 2019年アジア選手権3位のサミット・サミット(インド)キム・ドンファン(韓国)、2019年U23世界選手権3位のルカグバゲレル・ムンクツル(モンゴル)らが上位へ食い込めるか。

 日本関連では、日体大在籍のアビッド・ハルーン(パキスタン)が出場。同国から1996年アトランタ大会以来の出場を目指す。

 《エントリー選手》
田中哲矢(日本)
Sumit, Sumit(インド)=2019年アジア選手権3位
Batirmurzaev, Yusup(カザフスタン)=2020年アジア選手権優勝
Lazarev, Aiaal(キルギス)=2020年個人戦ワールドカップ3位
Kim, Dong-Hwan(韓国)=2019年アジア選手権3位
Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)=2019年U23世界選手権3位
Abid, Haroon(パキスタン=日体大)=2019年アジア・ジュニア選手権97kg級5位
Sarem, Omar Ihab(シリア)=2020年アジア選手権10位
Iskandari, Rustam(タジキスタン)=2020年アジア選手権97kg級3位
Hemelyaev, Shatlyk(トルクメニスタン)
Veysalov, Makhsud(ウズベキスタン)=2019年世界ジュニア選手権97kg級2位







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