レスリングの審判員は、公正な試合運営と競技の発展において重要な役割を果たします。
ここでは、審判資格の制度や取得の流れ、さらにレベルアップの方法について分かりやすく解説します。
審判資格は国内と国際の2つに分かれており、それぞれ異なる活動範囲があります。
国内ライセンス(日本レスリング協会認定)
– A級ライセンス: 全国大会をはじめ 国内大会全般で審判が可能な上級資格。
– B級ライセンス: ブロック大会で審判活動が可能な中級資格。
– C級ライセンス: 中学生以上の都道府県大会・各地域大会での審判を担当できる初心者向けライセンス。
国際ライセンス(UWW認定)
– カテゴリーⅠS: 最上級資格。オリンピックや世界選手権など、トップレベルの大会で審判を担当。
– カテゴリーⅠ: 高度な技術が求められる上級国際資格。多くのUWW主催大会で活躍可能。
– カテゴリーⅡ: 国際大会での経験を積んだ中級資格。主要な大会で活動可能。
– カテゴリーⅢ: 初級国際資格。UWW主催の国際大会で審判が可能。
審判資格の取得には、以下の手順を踏む必要があります。
1. 国内ライセンス取得(C級またはB級ライセンスから開始)
– オンライン講習の受講: 基本ルールや審判技術を学びます。
講習URL:2025年分については、春頃に公開予定です。
– 公認審判員クリニックへの参加: 実技の審判技術を学びます。
– 筆記試験・実技試験の合格: 合格後、C級またはB級ライセンスが発行されます。
⁻B級になるためには、必修クリニックを受講した者で、審査会において実技及び筆記試験を受ける。(レスリング3段以上で、所属都道府県協会長の推薦があるもの)
⁻C級になるためには、委員会の定める手続きにより、所定の審査(講習)を受ける。(5年以上のレスリング経験を有する有段者で、所属都道府県協会長の 推薦があるもの)
2. 国際ライセンス取得(カテゴリーⅢから開始)※40歳まで
– UWW主催、ライセンス試験のある大会へ参加: 英語での講習や筆記試験と実技試験が行われます。
– 試験合格後に国際ライセンス取得: 国内での経験があり、日本レスリング協会の推薦が前提条件となります。
国内および国際ライセンスでのキャリアアップには次の方法があります。
国内ライセンスのステップアップ
国際ライセンスの昇格
ライセンスには有効期限があり、定期的な更新が必要です。
更新の流れ
公式ホームページで最新情報をチェックし、審判員として新たな挑戦を始めましょう!
審判資格は、レスリング競技の未来を支える第一歩です。